ニュース&トピックス
信州住宅フェア2025 近畿大学副学長 岩前先生 セミナーご登壇
このたび、信州住宅フェア実行委員会主催の「信州住宅フェア2025」において、当協議会代表理事であり近畿大学副学長の岩前篤先生がセミナーにご登壇されます。
開催後には、加盟企業の皆さまにも、コラム等を通じてセミナー内容のご報告をさせていただく予定です。
■開催日時:2025年10月12日(日)10:20~11:30
■セミナー名:「断熱で変わる信州の暮らし ―家族の健康を守り、家族の資産になる家―」
■セミナー概要:近畿大学副学長 岩前篤先生が語る、断熱で住宅の温熱環境を整え、家族の健康と資産を守る2050年のスタンダードな暮らし
■「信州住宅フェア2025」開催概要
地域から全国へ、住まいの未来をつなぐ。
「信州住宅フェア2025」は、国土交通省および全国の関連団体との連携のもと、地域建築産業の発展と脱炭素社会の実現をめざす住宅・建築総合イベントです。信州の気候風土に適した高性能住宅、断熱リフォーム、省エネ設備、木材利用の最前線を紹介し、地域の工務店・設計者・メーカー・行政・研究機関など、業界関係者が一堂に会します。
会場では、最新建材・設備の展示に加え、国の政策動向や支援制度をテーマとした専門セミナー、全国で進む先進事例の紹介を実施。
地域発の技術と知見を共有し、全国的なネットワークを広げる絶好の機会となります。
開催日: 2025年10月11日(土)・12日(日)
会 場:ホワイトリング(長野市真島総合スポーツアリーナ ) (マップ)
入場料: 無料(事前登録制)
主 催: 信州住宅フェア実行委員会
構成員:長野県、長野市、(一社)信州木造住宅協会、(一社)新木造住宅技術研究協議会長野支部、(一社)長野県建設業協会、(一社)長野県建築士事務所協会、(公社)全日本不動産協会長野県本部、(公社)長野県建築士会、(公社)長野県宅地建物取引業協会、(公社)日本建築家協会関東甲信越支部長野地域会JIA長野県クラブ、信州の快適な住まいを考える会、信州木材認証製品センター、独立行政法人住宅金融支援機構、長野県建設労働組合連合会、長野県住宅供給公社、長野県木材協同組合連合会、長野商工会議所
共 催:信濃毎日新聞社
地域から未来の住宅産業を動かす2日間、長野県で初開催となるイベントです。
■事業背景
国土交通省が管轄する皇室参加行事「住生活月間中央イベント」は、全国各地を持ち回りで開催。
本年は、長野県で開催されるこの中央イベント「住まいフェス in 長野」(公式サイト)と併設し、
県予算による地域主導イベントとして「信州住宅フェア2025」を開催。
国と県が協働で実施する全国規模の事業であり、10,000名を超える来場が見込まれる一大イベント。
長野県/プレスリリース
信州住宅フェア2025
住生活月間中央イベント/「第37回住生活月間中央イベント 住まいフェス in 長野」
【北海道メディアキャラバン】開催レポート 2025年8月18日
当協議会代表理事であり、近畿大学副学長建築学部教授である岩前先生、当協議会の加盟企業でもある竹内建設様と、YKKAP株式会社様、事務局長コマツが、北海道新聞社、STV札幌テレビ放送、HTB北海道テレビ放送、HBC北海道放送、UHB北海道文化放送を訪問しました。
また、STV札幌テレビ放送様では、ラジオへの出演をさせていただき、断熱リフォームの健康効果について地域の皆さまへ向けた情報発信を行いました。
そのレ ポートをご覧ください。
■訪問日:2025年8月18日(月)
■訪問先:北海道新聞社、STV札幌テレビ放送、HTB北海道テレビ放送、HBC北海道放送、UHB北海道文化放送
■参加者
(一社)日本人の健康をつくる住宅断熱リフォーム推進協議会代表理事 近畿大学 副学長 建築学部教授 岩前 篤 氏
YKKAP株式会社
住宅・エクステリア統括本部 北海道支社
リノベーション営業推進本部 村上義尚 氏
住宅 札幌支店 営業部 主任 飯田純弥 氏
YKKAP 株式会社
竹内建設株式会社
代表取締役 竹内哲也 氏
取締役 松山賢司 氏
マーケティング室 藤川基 氏
竹内建設株式会社
(一社)日本人の健康をつくる住宅断熱リフォーム推進協議会
事務局長 コマツアキラ
【ラジオ出演報告】
■番組名:STVサンデーインフォメーション
■放送日時:毎週日曜 8:00~8:15
■アナウンサー:STVアナウンサー 野見山 大 様
■出演者:岩前先生、竹内社長、コマツ事務局長
■放送日:2025年8月31日(日)
左から、竹内社長、岩前先生、野見山アナウンサー、コマツ
(アナ)断熱という技術で、生活者の健康を守り、向上させる取り組みを、産・学・官の垣根を越えて取り組んでいる団体、一般社団法人日本人の健康をつくる住宅・断熱リフォーム推進協議会について、詳しいお話をお伺いします。まずは、日本人の健康をつくる住宅断熱リフォーム推進協議会、こちらを設立された目的、そして,経緯など小松さんからお聞かせください。
(コマツ) 私たちが願っているのは、やはり健康です。健康を考えた時に、運動をしたり、サプリメント飲んだり、いろんなものがあると思うんですが、加えてもう一つ、私たちの住環境、労働環境において私たちの免疫力が最大化できる温熱環境を整える。これがものすごく大事なことなんですが、生活者の方はそこのところを意識されていない。「住まいが健康のソリューションである」というのが、なかなか浸透していない。でも、ものすごく大事で、ここの部分を整えておけば病気になる率も少なくなりますし、腰痛とか、私たちが苦しんでいる痛み、辛さ、苦しみ、こういったものが軽減できる。そして経済的にもものすごくメリットがあります。
住宅会社の皆さんは、技術力を高め、住環境・労働環境における温熱環境を整えることで、「住まいが健康のソリューションになる」ということをメディアの方々、そして生活者の方へ伝えていく。この活動をしなければいけない。これが健断リフォーム推進協議会の使命です。
(アナ)ありがとうございます。断熱性能が私たちの健康に良い影響をもたらすという要因や特徴について、岩前先生から分かりやすく教えていただけますでしょうか。
(岩前先生)断熱というと、省エネという部分のみ語られていていました。今の世の中は脱炭素という大きな流れになっていて、この脱炭素がちょっとピンときにくいところがあります。断熱の関りのある健康というのは、皆さんおひとりおひとりにとって非常に重要にも関わらず、医療またあはお薬、そういう世界のものだと思われてきたんです。ところが、今から20年ほど前に、私たちが研究を始めた際に、どうやらお家の作り方で、お住まいの方の健康状況がだいぶ変わってくるということがわかってきました。
いろいろ研究を続けると、最も影響が大きいのが、実は寒さや暑さであったりという温度の部分が非常に大きいということがわかりました。
ちょうど2018年には、WHOが「温度は健康的な暮らしに非常に重要」と公式メッセージを発信しました。従来、我々日本人は寒さはや暑さを我慢する、寒ければ厚着をすればいい等という考え方でした。ところが健康という観点で見ると、厚着をすること自体で体にストレスを与えます。例えば肩こりが増えたり、腰痛が増えたりとか、あるいは皮膚に対するストレスも大きいですから、お肌の調子が悪くなるというのは、実は服のせいだということもわかってきました。
しかるべき温度に保つことによって、様々な症状が緩和されお住まいの方々が非常に暮らしが楽になる、楽しくなるっていうことが分かってきたというのが、ここ15年ぐらいの研究の成果になります。
(アナ)竹内建設さんもこの協議会に加盟されているんですよね。
(竹内社長)はい。当社は創業48年目を迎える会社です。札幌を中心に新築や、リフォームなどの事業を展開しており、OBのお客様が約4000件近くいらっしゃいます。創業当時建てた方ですと、相当性能が低い時代に建てられたお家とかもありますので、創業理念である一生涯の付き合いっていうものを大切にし、少しでも長く幸せに快適に暮らしていただきたいと考えております。岩前先生をはじめ多くの先生方の研究結果から、断熱、そして住宅と健康が密接に関係してるということを学ばせていただいています。この断熱された住宅と健康の関係性について、知らない方が非常に多いと思うので、断熱された住宅を実際に体感できるようなモデルハウスを今後作っていきたいと考えております。
(アナ)健断リフォーム推進協議会がこれまで取り組んできたことや、今後の課題について、小松さんからお聞かせください。
(コマツ)はい。
まずは、住宅のサービスを提供している、我々住宅会社、リフォーム会社の技術力を高めていくことが重要だと考えています。協議会でも様々な団体にご協力をいただきながら、マニュアルを作ったりして対応しております。リフォーム会社というとクレームも多い業界なので、技術力のある会社さんを増やしていきたいです。
(アナ)続いて岩前先生いかがでしょうか
(岩前先生)大きな課題の一つとしては、やはり年々暑くなる夏対策ですね。これも実はこの断熱リフォームによって、緩和されます。日本というのは非常にいろんな技術が進んで、世界でトップレベルだと思われているんですが、住宅の断熱性能ついては、それほどトップではないんです。
アメリカだとヨーロッパのほうが相当進んでいるところがありますので、我々日本もまだまだそういうところを目指していかなければいけない。何よりもこのような情報発信を通じて、生活者の方々に、こういう知識を知っていただくっていうことは非常に重要だと思っています。
訪問させていただきました、北海道の媒体社の皆さま、誠にありがとうざいました。
北海道新聞社様
STV札幌テレビ放送様
HTB北海道テレビ放送様
HBC北海道放送様
UHB北海道文化放送様
建築と医学の視点から学ぶ健康住宅シンポジウム in 福井
5/27(火)開催
「建築と医学の視点から学ぶ健康住宅シンポジウムin福井」を5月27日(火)、福井市トレタスグリーンホールにて開催します。
近年、住宅性能が人々の健康に与える影響について、医学的な見地からさまざまな研究が進んでいます。
住宅の断熱性能の向上は、単なる省エネ対策ではありません。
むしろ、深刻化する医療・介護の課題に対する、極めて有効な解決策の一つです。暖かい家に住むことにより、こどもから高齢者までの健康を守ることに加え、生活習慣病の改善効果、医療費削減、そして要介護期間の短縮などが期待できます。
今回は、医学と建築の両面から住宅環境を研究されている慶應義塾大学名誉教授の伊香賀俊治先生をお招きし、
豊富な研究結果に基づいた断熱性能と健康の関係性について講演をしていただきます。
入場無料、時間は11:00~12:40までとなります。
5月27日(火)はトレタスグリーンホールへお越しください。
主催:(一社)日本人の健康をつくる住宅断熱リフォーム推進協議会
特別協賛:CRAFIT HOUSE一級建築士事務所
後援:福井県、FBC
【特別協賛】
CRAFIT HOUSE一級建築士事務所
【会場はこちら】
〒910-0837 福井県福井市高柳2丁目1206番地
トレタスグリーンホール
会場マップ
【本イベントに関するお問合せはこちら】
建築と医学の視点から学ぶ健康住宅シンポジウム in福井 事務局(担当/大井)
info@kendan-reform.or.jp
【開催報告】住宅断熱リフォームシンポジウム2024
テーマ:一世代限りの耐久消費財から多世代の仕様に耐えうる資産へ
【概要】
住宅断熱リフォームシンポジウム2024は、2024年12月5日にWEBでのLive配信にて開催されました。近年、住まいの断熱性能が私たちの健康に大きな影響を与えることが明らかになってきています。そこで本シンポジウムでは、より健康的な住環境の実現に向けた具体的な方策を示すことを目的に、第一線の専門家による知見が共有されました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
登壇者:
近畿大学副学長 建築学部教授 岩前篤 氏
(一社)20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会 理事/住環境α研究所 所長 博士(工学) 一級建築士 栗原潤一 氏
株式会社サンプロ イノベーションラボ 本部長/株式会社LOCAS 取締役/(一社)日本人の健康をつくる住宅断熱リフォーム推進協議会 事務局長 コマツアキラ 氏
第1部:既存住宅断熱改修マニュアル技術講義
第1部では、HEAT20が監修・執筆した「HEAT20 既存住宅断熱改修マニュアル」について、監修者である栗原潤一氏より詳細な技術解説が行われました。既存住宅の断熱改修における具体的な施工方法や注意点、また2025年4月からの建築基準法改正に向けた対応についてもご説明がありました。
本マニュアルは木造戸建住宅の全体改修を対象としており、HEAT20会員および日本人の健康をつくる住宅断熱リフォーム推進協議会の会員に提供されます。また、部分改修に関する新たなマニュアルについても2026年公開を目指して準備が進められています。マニュアル入手をご希望の方は、各団体への入会についてご検討ください。
第2部:生活者に健康のパラダイムシフトを
第2部では、室温と健康の関係性について、近畿大学副学長の岩前篤教授より最新の研究成果が報告されました。特に注目すべきは、室温が低い住環境が私たちの健康に及ぼす影響についてです。寒い室内では血圧が上昇しやすく、特に高齢者の循環器系疾患のリスクが高まることが、科学的なデータとともに示されています。
こうした健康リスクを防ぐためWHOは室温18度以上を推奨しており、日本でも2022年に建築物環境衛生管理基準が改正され、不特定多数の人が利用するビル等の室温基準が17度以上から18度以上に引き上げられています。しかし、日本の多くの住宅では、断熱性能が十分でないため、この室温を維持することが難しいのが現状です。この課題に対しては、新築住宅はもちろんのこと、既存住宅においても積極的に断熱性能の向上に取り組んでいく必要があります。
また、3者によるトークセッションでは、新築住宅の価格高騰を背景に、一次取得者層向けの選択肢として中古物件の性能向上リノベーションの可能性が議論されました。そこで具体的な事例として紹介されたのが、母と娘の2人暮らしを想定したリノベーションプランです。築60年の住宅を断熱等級5まで性能を向上させながら、プライバシーや将来の暮らし方の変化にも配慮した間取りの工夫など、新しい家族形態に対応した提案内容が示されました。
第3部:競合と差別化を図るマーケティング施策
第3部では、長野県の株式会社サンプロの事例を基に、コマツアキラ氏より断熱リフォーム市場における具体的なマーケティング戦略が紹介されました。特に、住宅産業を「暮らしのハードウェア産業」から「健康のハードウェア産業」へと転換していく視点が示され、これからの住宅リフォームが目指すべき方向性が提示されました。
本シンポジウムでは、住まいの断熱性能が単なる省エネ対策ではなく、私たちの健康を支える重要な要素であることが改めて示されました。今後、住宅の断熱性能に関する基準の強化も予定されておりますが、技術面での知識向上とともに、健康価値を軸とした新たなアプローチが求められています。
今回はWEBでのLive配信という形式でしたが、多くの方々にご視聴いただきましたことを心より感謝申し上げます。また、ご登壇いただいた講師の皆様、開催にご協力いただいた関係者の皆様に、この場をお借りして御礼申し上げます。
主催:住宅断熱リフォームシンポジウム2024実行委員会
株式会社リフォーム産業新聞社、株式会社新建新聞社
(一社)日本人の健康をつくる住宅断熱リフォーム推進協議会
共催:(一社)20年先を見据えた日本の高断熱研究会(HEAT20)
(一社)20年先を見据えた日本の高断熱研究会(HEAT20)
(一社)日本人の健康をつくる住宅断熱リフォーム推進協議会
【終了】住宅断熱リフォームシンポジウム2024 開催のお知らせ
12/5(木)開催 断熱改修マニュアル付き!「住宅断熱リフォームシンポジウム2024」
主催:住宅断熱リフォームシンポジウム2024実行委員会
(株式会社リフォーム産業新聞社、株式会社新建新聞社、(一社)日本人の健康をつくる住宅断熱リフォーム推進協議会)
共催:(一社)20年先を見据えた日本の高断熱研究会(HEAT20)を含めた4社で、
HEAT20が監修・執筆した「HEAT20 既存住宅断熱改修マニュアル2024」(全82ページ/PDF)付きのシンポジウムを12月5日(木)に開催します。
本マニュアルは断熱改修の指針となる内容であり、事業者に向けて「建築力=断熱・日射遮蔽・日射取得・通風性能・耐久性能など」の技術向上を推進するものです。
マニュアルは全82ページ、下記の3構成となっており、断熱改修の技術ポイントを図解や写真いれてわかりやすく解説しています。
① HEAT20が提案する断熱改修(既存断熱改修のメリット、改修範囲、水準、認証等)
② 断熱改修計画(改修の問題・課題・注意点、改修フロー、居住者へのヒアリング等)
③ 断熱改修の基本(断熱・気密・防湿、断熱設計施工時の要点、断熱仕様例等)
巻末には、現場調査時のチェックシートと工事後の住まい方の付録もあり、
断熱リフォームに取り組む全事業関係者必見の内容となっております!
2020年10月に日本政府が発表した「2050年カーボンニュートラル宣言」により、社会は脱炭素に向けて動きだしています。
地球環境問題、エネルギー安全問題、そして都市圏か地方に関わらず少子・高齢化・生活コストの増加などの問題に対して
「日本のすまい」はこれまで以上に大きな変化が求められています。
この流れに伴い、日本でも住宅基準の厳格化に向けた法改正が進んでいます。
【今後の住宅基準厳格化(予定)】————————————————————
2025年4月:建築物の省エネ性向上が全国的に進んできたため、建築基準法を厳格化
☆4号特例の縮小
2025(令和7)年4月の建築基準法改正で、4号特例(審査省略制度)が縮小されます。
確認申請が必須になることで、建築基準法に適合していない「既存不適格住宅」の大型リフォームが出来なくなる可能性があります。このような物件を 再建築不可と呼びます。
(再建築不可の例)
・接道条件を満たしていない家
・既存不適格建築物(建てた当時は合法であったが、法改正により基準を満たさなくなってしまった旧基準建築物)
(4号特例縮小に伴い確認申請が必要な大型リフォームの例)
・構造部分に関わる改修工事
・スケルトンリフォーム
・家全体の間取り変更
・床の下地を張り替える
・階段の掛け替え、位置変更
・屋根の葺き替え
・外壁の張り替え 等
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今回のシンポジウムでは、HEAT20監修/執筆「既存住宅断熱改修マニュアル」に基づいた断熱リフォーム技術向上を目的とした講義ととともに、高単価リノベーション受注に向けたマーケティング施策を実際の事例を基に余すところなくお伝えします!
《こんな人におすすめです》
・大規模リノベにより売り上げをアップさせたい
・リノベ事業を始めたものの契約率があがらない
・金額で競合した時の決定打にかけてしまう
・社内、パートナー企業の技術力を向上させたい
・性能表示ラベルや建築基準法における4号特例の縮小などの法改正がイマイチ理解できていない
【登壇者】
近畿大学副学長 建築学部教授
岩前篤 氏
(一社) 20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会 理事
住環境α研究所 所長 博士(工学) 一級建築士
栗原潤一 氏
株式会社サンプロ イノベーションラボ 本部長
株式会社LOCAS 取締役
(一社) 日本人の健康をつくる住宅断熱リフォーム推進協議会 事務局長
コマツアキラ
【スケジュール】
13:00-13:10 開会ご挨拶
13:10-14:10 第一部【技術講義】 既存住宅断熱改修マニュアルに基づく技術講義 講師:栗原潤一氏
14:15-15:15 第二部【トークセッション】 生活者に健康のパラダイムシフトを 登壇:岩前篤氏 ファシリテーター:コマツアキラ
15:20-16:20 第三部【マーケティング講義】 法改正こそチャンス!これからのマーケティング施策講義 講師:コマツアキラ
16:20- 質疑応答~閉会
●第一部【技術講義】
HEAT20が監修・執筆した「HEAT20 既存住宅断熱改修マニュアル」に基づき、監修者でもある栗原潤一氏による既存住宅の断熱リフォームの技術講義。イベントご参加の皆さまへもれなく本マニュアルを配布します(イベント開催後にPDFにて配布予定)
●第二部【トークセッション】
テーマ:「生活者に健康のパラダイムシフトを」
近畿大学副学長の岩前篤先生が登壇。「室温」と「健康」の相関関係、研究結果を明らかにするとともに、「採暖」から「暖房」への発想の転換、日本と世界の断熱性能の違いを解説。
室温に関する世界の常識を日本でも「あたりまえ」にし、日本人の健康をつくるための最適解についてお話します。
●第三部【マーケティング講義】
くらしのハードウェア=住環境・労働環境は、昨今の法改正もあり大きく着目されています。
2024年4月から省エネ性能ラベルの表示が努力義務化、
2025年4月からは建築基準法改正で4号特例(審査省力制度)が縮小されます。
いち早く理解し取り組むことで競合との差別化を図る施策をサンプロの事例を踏まえて解説します。
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【開催概要】
「住宅断熱リフォームシンポジウム2024」
開催日:12月5日(木)13:00~16:30(予定)
参加方法:ZOOM オンライン開催
参加費:20,000円(税込)
※断熱改修マニュアルは本イベント参加後に、お申込みいただいたメールアドレスへ後日PDFにて配布させていただきます
※視聴URLは開催の1週間前と前日にお申込みいただいたメールアドレスへお送りさせていただきます
【お申し込み締切 12月2日(月)】
【お申込みフォーム】お申し込みはこちらから
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※(一社)20年先を見据えた日本の高断熱研究会(HEAT20)、
(一社)日本人の健康をつくる住宅断熱リフォーム推進協議会へ加盟企業様につきましては、参加費が無料となります。お問合せは本イベントの事務局までお問合せください。
主催:住宅断熱リフォームシンポジウム2024実行委員会
株式会社リフォーム産業新聞社、株式会社新建新聞社
(一社)日本人の健康をつくる住宅断熱リフォーム推進協議会
共催:(一社)20年先を見据えた日本の高断熱研究会(HEAT20)
【本イベントに関するお問合せはこちら】
住宅断熱リフォームシンポジウム2024実行委員会 事務局
info@kendan-reform.or.jp
住宅断熱リフォームシンポジウム2024
令和6年度 住生活月間フォーラム【住生活月間実行委員会様主催】への登壇決定
この度、住生活月間実行委員会様主催、国土交通省様後援の、住生活月間フォーラムに当協会事務局長コマツアキラが基調講演で登壇いたします。是非ご視聴いただければ幸いです。
[開催概要]
住生活月間フォーラム
省エネ住宅がもたらすこと ~住まいが実現するわたしたちの健康~
日時:令和6年 10月 24日 (木)
時間:14:00 ~ 16:30
開催方法:WEB視聴(申し込みは不要です)
参加費:無料
□内容
◇第1部 : 基調講演
〔講師〕コマツ アキラ 氏
<株式会社サンプロ イノベーションラボ 本部長/株式会社LOCAS 取締役/一般社団法人 日本人の健康をつくる住宅断熱リフォーム推進協議会 事務局長>
◇第2部 : パネルディスカッション〔パネリスト〕 (五十音順)
伊香賀 俊治 氏
<慶應義塾大学名誉教授/一般財団法人住宅・建築SDGs推進センター 理事長>
野田 望 氏
<積水ハウス株式会社 プラットフォームハウス推進部 ヘルスサービスデザイン室 スペシャリスト>
〔総合司会・コーディネータ-〕
渡辺 真理 氏
<アナウンサー>
■視聴方法
住生活月間オフィシャルサイトから、どなたでも無料でご視聴いただけます。
住生活月間オフィシャルサイト:http://www.jh-a.or.jp/jyuuseikatu/top.html
詳細PDFはこちら www.jh-a.or.jp/jyuuseikatu/R06annai.pdf
・事前に視聴申込み等をしていただく必要はございません。
・詳細につきましては、後日、住生活月間オフィシャルサイトにおいて掲載いたします。
【内容】
今年4月に「省エネ性能表示制度」が始まったことから、今後、住まいを買うことや借りることを検討されている方の「省エネルギー性能」に対する関心はより一層高まると考えられます。
省エネ住宅に住むことはたくさんのメリットがありますが、特に「健康」にとってはプラスに作用するといえます。例えば、省エネルギー性能のひとつである 「断熱性能」を上げることで、夏は涼しく冬は暖か く過ごせるだけではなく、睡眠や血圧に好影響を与えることが明らかになっています。また、昨今の新たな取り組みとして、交通事故死の約4.4倍の割合で発生している家庭内事故死を減少させるための先進的な機能を持たせた住宅の開発も進んできています。
このように、現在住まいに関して様々な観点から検討がなされておりますが、より健康で快適な住生活の実現に「省エネ住宅」がどのように寄与するかについて考えていきます。
2024年度総会開催・事業報告書送付のお知らせ
会員 各位
謹啓
時下、皆様方におかれましてはご清祥のことと存じます。
平素より本協議会への格別のご高配を賜り心から御礼申し上げます。
2024年5月29日、2024年度総会を無事開催いたしましたことをご報告申し上げます。岩前代表理事からは1年間の活動、様々な事業を執り行えたことへの御礼、小松事務局長より事業報告/収支報告がなされました。
設立から1年となりますが、活動の広がりを感じますことは、ひとえに会員の皆様のお力添えのおかげと存じます。誠にありがとうございました。
なお、2023年度の事業報告書につきましては、会員の皆様の登録メールに順次送付いたします。ご査収の程、御願い申し上げます。(今週中の送付完了予定)
今後とも本協議会への御協力、何卒よろしく御願い申し上げます。
敬白
(一社)日本人の健康をつくる住宅断熱リフォーム推進協議会
業界最先端!全館空調の「高性能 断熱リフォームモデルハウス」
「住宅×健康」を体現した断熱リフォームモデルハウスの実現
この度、この「住宅」×「健康」の可能性を探るべく、長野県の住宅メーカー(株式会社サンプロ様)のご協力を得て、業界最先端!「全館空調」を施した「高性能 断熱リフォームモデルハウス」を2023年9月、長野県上田市にオープンしました。この断熱リフォームモデルハウスは、まさに本協議会が目指す「住宅と健康」のコンセプトを体現した初の事例で、既存住宅や土地という「資産」を最大限に活かし、健康で暮らすことにかかせない「断熱」をリフォームに施した高性能リフォームモデルハウスです。高気密高断熱で暮らしの快適さはもちろん省エネにも優れ、資源を最大限に有効活用した住宅を実現しています。
[断熱リフォームモデルハウスの特徴]
■特徴01:画期的!リフォームで「全館空調システム」を実現!
リフォーム業界では、新築では当然のように導入している全館空調システムを既存の住宅に導入することは長年難しいとされてきました。なぜリフォームでは難しいのか?それは、経年劣化で起こる家中の隙間から生じる空気の漏れによって「気密」を管理することが難しいから。導入には、古い住宅を新築に近い住宅性能へ改修する技術と実績が必要です。
今回、私たちは敢えてその難題に挑戦!長野県の地元で技術力と施工力に定評のある株式会社サンプロ様の御協力を得て、徹底的に気密の管理、断熱の施工を行いました。
↑縁側と渡り廊下をなくし、広いリビングスペースを確保。
■特徴02
わずか16mmの薄さの真空断熱材!まるで「魔法瓶」のような高断熱空間!
モデルハウスの一部屋には、JIS認証を得た建築用真空断熱素材「VIP-Build(ピップビルド)を使用しています。このわずか16mmの薄さで熱抵抗値4.0㎡k/Wを実現する最先端の断熱材によって、従来であれば諦めていた壁をこわすことができない場所にも、断熱を施すことを可能にしました。(※写真・図および説明など、旭ファイバーグラス株式会社様より、株式会社サンプロ様に提供いただいたものを了承を得て掲載させていただいております。)
↑真空断熱材を敷き詰めた施工中の様子
↑熱抵抗(R値)が4.0となる各種断熱材の厚さ比較
■特徴03
断熱性能を体感できる「未断熱実験室」!
モデルハウスの一室には、「未断熱実験室」を設置しています。同じ住宅の中に、あえて断熱リフォームしない部屋を設けることで、断熱の有無によってどのくらい室温や湿度が変わるのかを、実際に比較・体感していただけます。
↑比較・体感できる未断熱実験室
■資料04
近畿大学提供ドイツ製エアロゲル!未来の断熱方法である「土間断熱」!
モデルハウスの玄関には、近畿大学に提供いただいたドイツ製エアロゲルを「土間断熱」として設置しています。この断熱材は実験段階にあり、このモデルハウスにてデータの収集を行ってまいります。冷気を伝えやすい土間に断熱材を使用することで得られる効果を観察してまいります。
↑玄関床下に敷き詰められているエアロゲルを観察できる
エビデンスに基づいた適正・適切な「断熱リフォーム」を目指して
この実験的モデルハウスでは様々なデータを取得することが可能です。断熱の施工の有無はもちろん、家の方角、間取り、断熱素材の違いや気密シート、床材の違い等でも室内の温度や湿度に影響があることがわかります。
リフォーム事業には新築よりもそこでの人々の暮らしに寄り添うことが求められます。リフォームを検討する人の年代や家族構成によってかけられる資金も違ってきます。これからのリフォームは、そこで暮らす人々が「健康で幸せに暮らすこと」を第一に、エビデンスに基づいた最適かつ適正価格のリフォームやリノベーションを提供していくことが重要です。そのための研究活動を行い社会へ提供していくことを責務とし、これからも啓発活動を推進してまいります。
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業界最先端!全館空調を施した
「断熱リフォームリフォームモデルハウス」オープン!
■場所 :〒386-0151 長野県上田市芳田1313-2
敷地面積約150坪 1階床面積 37.5坪、2階床面積 12坪 施工面積49.6坪
■営業時間 :10:00 – 17:00(火・水曜日定休)
■詳細HP :https://www.sunpro-reform.jp/modelhouse/ueda-renovation
[施工・設計協力会社]株式会社サンプロ 様(本社 長野県 塩尻市)
(一社)住宅リフォーム推進協議会様主催 令和5年度 住宅の長寿命化シンポジウム登壇のご報告
令和5年10月20日に開催された令和5年度 住宅の長寿命化シンポジウム(一般社団法人住宅リフォーム推進協議会様主催)に、当法人代表理事 岩前 篤と、事務局長 小松 昭が登壇いたしました。
本シンポジウムには、国土交通省住宅局参事官(建築企画担当)付建築環境推進官 佐々木雅也氏をはじめ、(有)田中住建 代表取締役 田中氏(株)スペースマイン代表取締役 矢島氏など数々の断熱リフォームに最先端で取り組まれて、実績を重ねている地域の住宅工務店の方々がご登壇され、これからの省エネ住宅と健康の関係を紐解くとともに、具体的な事例やデータ、実験的で実践的な取組みの紹介を交えた講演をそれぞれに発表されました。
岩前代表理事の講演では、2023年2月NHK「おはよう日本」で放映された「低体温症」を発端とした、エネルギー価格の上昇を背景とした「暖房費の我慢を強いる日本の住まいは、本当に正しいのか?」という疑問を投げかけられ、住まいの「快適」ではなく「健康」へのマインドチェンジの必要性を訴えられました。特に住まいの歴史から19世紀より以前の「採暖」という観念から抜け出せていない日本人の住宅に対する考え方を、「暖房=部屋全体を温める」発想への転換の重要性を伝えて頂きました。その他、世界スタンダードとなる最低室内温度18℃を保ち、欧米型の暮らしである暖房のオンオフをせずに、室内の温度、湿度を一定とする住宅水準の引き上げを目指す必要性についてもご教示いただきました。
そして、高齢者だけでなく、これからの未来ある若い世代にとって、住宅で「健康」をコミットすることが非常に重要であることをお伝え頂きました。
事務局長小松氏からは、(株)サンプロで9月にオープンした「断熱リフォームモデルハウス」を事例に、全館空調を実現した断熱リフォームモデルハウスの実現には、リフォームを手掛ける業者の技術力の高さとデザイン力の両方を兼ね備えることの重要性を伝えました。また消費者ではなく「生活者」の視点にたつことの重要性を強く訴え、生活者の健康へのパラダイムシフトを加速させていくこと、そのためにも、マスコミ、メディアの力は重要で互いに協力し合いながら、業界全体でこの「健康」×「住宅」の課題に取り組んでいくことの必要性を伝えました。
後半、第二部では、モデレーターの日経BP社 総研フェローの安達功氏とともに、第一部の登壇者の皆様と(一社)ステキ信頼リフォーム推進協会事務局長田淵氏が加わり、それぞれの講演内容について更に詳しく説明いただき、これからのリフォーム業界および断熱に関する課題を共有、理解を深めました。
登壇いただいた皆様の講演は実践的でどれも大変素晴らしく、実り多いシンポジウムとなりました。ご静聴いただきました皆様に感謝申し上げますとともに、
本シンポジウムを企画・運営いただいた(一社)住宅リフォーム推進協議会の皆様に心から御礼申し上げます。有難うございました。